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日本の食料庫 十勝

幸大の本社があるここ、帯広は十勝の中心にあります。北海道はとても広いのでいくつかの地域に分かれていますが、ここ日高山脈に囲まれた地域は「十勝」と呼ばれています。

この地域の主要産業は農業。米ではなく畑作農業なので、色々な作物が造られています。代表的なものは、ジャガイモですね。その生産量は北海道がその77%を占めますが、帯広はその中でも生産量日本一の市町村でもあります。その他の作物としては、テンサイ(砂糖の原料)、とうもろこし、小麦などがあります。

ここ十勝の畑作農家は昔から酪農と兼業していました。農業の収入は年1回。しかも、昔は冷害になる年も多かったようです。そんな環境下において生乳を出荷することで収入の安定を保っていたようです。

この農業の形、土地に負荷をかけない方法でした。

十勝の畑作農業は「輪作」という方法が一般的。これは、植える作物を毎年変えることで土地から特定の成分が消えることを防ぎます。牛の落とし物は畑に戻すことで肥料になります。

輪作の作物として「デントコーン」という牛餌用のとうもろこしがあります。これを「サイロ」と呼ばれる塔のような所で発酵させ餌を造ります。冬の間、この餌を食べて牛は生乳を出し続けます。このように、牛は、色々な面で農家を支えてくれていました。

時代は変わり色々な農家さんが増えていますが、大規模農家が多いのが十勝の特徴。結果、十勝の自給率はなんと1100%、自給率向上のためにつくられた国のフード特区にも指定されています。なので、その食材を加工する工場も多くあります。

そんなビジネスが盛んなこの十勝で私たちの商品は作られています。